もらっても困る不動産③~道路がついていない不動産~

今回ももらっても困る不動産について解説します。今回は道路がついていない不動産について解説します。 道路がついてない不動産は利用価値がない? 道路がついていない不動産は、全く利用価値がないわけではありません。しかし、利用価値は著しく低いといわ…

もらっても困る不動産②~共有者が多い不動産~

前回に引き続きもらっても困る不動産について解説します。今回は共有者が多い不動産について解説します。 共有者が多い不動産の問題点 共有者が多い不動産にはどのような問題点があるのでしょうか。具体的に確認しておきましょう。 重要な意思決定が困難 不…

もらっても困る不動産①~農地~

不動産には評価が高くすぐに売却できるものもありますが、もらっても困るものもあります。今回はもらっても困ることがある農地について解説します。 農地は簡単に売却できない 農地を相続して困る理由は簡単に売却することができないからです。農地の売却で…

相続した不動産を売却する際の注意点

相続した不動産が不要な場合、売却を検討する方も多いでしょう。今回は相続した不動産を売却する際の注意点や特例について解説します。 不動産を売却すると税金がかかる 不動産を売却すると税金がかかります。具体的には譲渡所得税、登録免許税、印紙税など…

不動産投資を続けるべきかの判断基準

収益不動産を相続した場合、不動産投資を続けるべきか、検討する必要があります。不動産投資を続けるべきか、判断する基準について解説します。 土地の将来性 不動産は動かない財産ですので、立地が非常に重要です。少子高齢化による人口減少が続いてる日本…

相続した収益不動産の運営は続けるべき?① ~不動産投資のメリット・デメリット~

親から引き継いだ収益不動産について運営を続けるべきかどうか悩む人も多いでしょう。今回は収益不動産を保有し続けるメリットとデメリットを解説します。 収益不動産を保有し続けるメリット 収益不動産を保有し続けるメリットはどのようなものがあるのでし…

収益不動産を相続する前にしておくこと② ~相続税評価額の概算把握方法について解説~

今回も前回に引き続き収益不動産を相続する前にしておくことについて解説します。 前回も少し解説しましたが、収益不動産を相続する場合、相続税評価額を把握しておく必要があります。今回は相続税評価額の計算方法について解説していきます。 不動産の相続…

収益不動産を相続する前にしておくこと① ~相続が発生する前にしておくべきメンテナンスや準備~

アパートや駐車場などの収益不動産を相続する場合、相続発生前にどのようなことを準備しておくべきなのでしょうか。 相続税評価額を把握する 収益不動産がある場合、対象不動産の相続税評価額や納税額を把握しておく必要があります。納税額を把握することで…

不動産を共有で相続することのデメリット

被相続人の財産を分ける遺産分割協議は非常に難しいものです。 特に不動産がある場合は、誰が不動産を相続するか話し合うことで揉めることもあります。 完全に平等に分けるために不動産を共有しようと考える人も多いでしょう。しかし、不動産を共有すること…

不動産を相続したときのランニングコスト

不動産を相続すると取得するときの相続税や登録免許税、司法書士などに払う報酬だけでなく、さまざまなランニングコストがかかります。 今回は不動産を取得し、保有し続ける場合のランニングコストについて解説します。 固定資産税 固定資産税とは土地や家屋…

不動産を相続するための費用

不動産を相続する際には、相続税以外にもさまざまな費用がかかります。今回は不動産を相続する際の費用について解説します。 登記費用 不動産を相続により取得すると登記をする必要があります。 不動産登記とは不動産の所有権や抵当権を対外的に示す役割があ…

その売却、宅建業法違反じゃないですか??

今回はそれなりに広い土地や複数の不動産を相続した時におこりうる問題です。 例えば、父親がコインパーキングにしている土地を相続したとします。 駐車場経営よりも手っ取り早く売却しようと不動産会社に相談に行き査定をしてもらいました。 不動産会社の担…

遺言を検索することができることをご存じですか??

亡くなってから、遺言があるかどうかを、相続人が知らず探すというケースをよく耳にします。 あるいは、相続人が把握している遺言が最後にかかれた遺言かどうか不安なケース。 亡くなったあと突然、自筆証書遺言が見つかったというケース。 など。 自筆証書…

亡くなられた方が遺言を残していたら

相続が発生した時に遺言の有無はとても重要なことの一つです。 遺言が残されていたら原則として遺言の通りに遺産は分配されます。しかし、遺言の書き方あるいは遺産を受け取る方によって手続きは大きく変わってきます。 今回は遺言が残されていた時の不動産…

相続放棄と不動産

相続が発生すると相続人には3つの選択肢があります。 ①すべて相続する ②相続によって得たプラスの財産の限度において債務などのマイナスの財産も相続する ③相続しない ①が単純承認、②が限定承認。そして③が相続放棄です。 一般に言われる「放棄する」という…

親子ローンと相続

昨今、様々な金融商品が販売されています。 住宅ローンについても夫婦ローンもありますし、親子でローンを組む親子ローンなどもあります。 今回は親子ローンで住宅を購入した場合の相続手続きについてお伝えします。 親子ローンとは 親子ローンとは例えば、…

高齢者の相続問題

日本人の高齢化に伴い、相続にも高齢化問題が発生しています。 特に未婚や離婚、出生率の低下とともに兄弟姉妹が相続人になると相続人の高齢化が顕著となります。 88歳の方がなくなって、子どもがいない、当然両親もすでに亡くなっている。そうなると相続…

遺産分割協議の前にはぜひ査定を

遺産のうち4割近くが不動産であるという国税庁の統計が発表されています。 遺言を残しているか否かを問わず、不動産を相続するのであるならば一番最初に知っておくべきことがあります。 それが不動産の時価です。 不動産の価格と 土地の価格には以下のものが…

不動産をお持ちの方の相続について~日本の現状から考える~

皆さん、ご自身の財産における不動産の割合はどれくらいでしょうか? 日本人の資産割合つについて 日本人の遺産の約4割が不動産であるというデータがあります。 実際に令和2年12月に国税庁が発表した資料によりますと相続税の申告があった人の相続財産の…

清算型遺言がのこされていたら

遺言がのこっていてそれが清算型遺言の場合どのように手続きを進めていけばいいでしょうか。 清算型遺言とは 文字通り遺産を清算してお金に換えてそれを分配するように記載された遺言のことです。 通常、遺言といえば「だれに何を残す」とか持分とかを指定し…

ローンが残ってる物件は相続したほうが良い?

不動産投資がかなり身近になっています。 「あなたも大家業で不労所得を」など耳障りのいい言葉を聞きますが実際のところはどうなのでしょうか。 投資用不動産をローンで購入→所有者の方が死亡→相続が発生という流れが今後増えてくるでしょう。 皆様がローン…

相続した不動産を共有にした時の問題点

親が所有していた実家を相続するというケースが多々あります。 例えば、今まで母親が住んでいましたが、母親もなくなり実家の処分をどうするかということで、とりあえずは兄弟の二人で法定相続分通り2分の1ずつ相続したとします。 とても単純な話で、法定…

認知症の方の不動産の売却手続き~高齢者の親の自宅を売却したい~

高齢になった親の施設の入居費用や介護療養費をねん出するために親の自宅を売却したいというご相談を受けることがよくあります。 また、親がすでに施設に入所しているので実家が不要になり、介護費用のためにも実家を売却したいという相談もよくうけます。 …

換価分割という遺産分割方法をしっていますか?

遺産を相続する際に相続人の一番の関心ごとは遺産分割協議ではないでしょうか? 誰がどれくらい財産を取得するのか? それには親の介護などへの貢献度や親からの生前からの援助の具合など様々な事情を踏まえて行われることが多く、一度相続人間でもめだすと…

遺産分割協議にも不動産の査定を活用しましょう!!

遺産を相続する際に、一番の関心ごとといえば遺産の分割についてでしょう。 遺産分割をするにあたって不動産ほど分割が難しいものはありません。 なぜなら現預金や株価などのようにその時の時価を正確に知ることができないからです。 今回は、遺産分割協議を…

相続した不動産の価値を早く知ったほうが良いケースとは?

例えば父親が持ち家を所有していて、そのまま相続登記をせずに実家には母親が済んでいました。 いよいよ母親が死亡して実家の処分をどうしようかと子供たち3人で話し合いをするケースがよくあります。 預貯金や株式などとは異なり、不動産の価格は一般の人…

遺留分侵害をしないための不動産の価格の考え方

前回終活の一環として不動産の処分について考えるべきことをお話ししました。 ご自身の余生のために、例えば将来的な介護費用をねん出するために事前に不動産を現金化しておくこと、など考えることが第一ですが、遺された親族のためにも財産の正確な資産価値…

終活の一環として不動産をどう考えるか

最近、終活という言葉をよく聞きますね。 皆さんは終活というとどういうイメージを持っていますか? 自分がなくなった後のことばかりを考えていませんか? 「終活=遺言」とか「終活=相続」と思われがちですが実は終活の一番重要な部分は「いかにして自分ら…

遺言書は封をしていない状態でも有効?【その2】

今回は前回からの続きで、遺言書は封をしていない状態でも有効かどうかについて解説をしたいと思います。 【種類別】遺言が有効と認められるための要件 封印の有無は遺言が有効と認められるための要件ではありませんが、民法では遺言書の書き方にルールが定…

遺言書は封をしていない状態でも有効?【その1】

遺品整理をしていると故人の遺言書が見つかることがあります。でも発見した遺言書が封をしていなかったらどうでしょうか。 見つけた遺言書が果たして法的に有効なのか、不安になるかもしれません。また、場合によっては発見した遺言書をうっかり開けてしまっ…